会うたびに

彼と私がまだ友達だった頃のお話です。
彼に対して恋愛感情を抱いているという自覚はまるでありませんでした。
一緒に居ることは楽しいことでもありましたし、そういった意味においては「一緒に居たい」と思える相手ではありましたが
それは他の友達と同じ感覚であるとも思っていました。
彼と私は比較的、コンスタントに会っていたと思います。
少なくとも月に1回は会うように自然となっていました。
そんな中で
「会おうか?」という電話がかかってくると、彼に会えるんだという楽しみ・また会うと楽しみがどんどん大きく育っていったのです。
そんな気持ちを抱くようになってから彼に対する恋愛感情が自分の中に芽生え始めているんだと自覚したのです。

彼に対する気持ちは会える楽しみと共に恋愛感情も大きく育っていきました。
そのことで彼に対してもその気持ちが少しでも伝わるといいな・・・という気持ちで接するようになりました。
その辺りから彼と私が一緒に居るときの空気というものも変化していきました。
私の気持ちが空気に乗って彼に伝わっていったのでしょう。
彼と私はこうして友達以上恋人未満の関係となったのです。
暫くはそのままの関係が続いたのですが、「この気持ちをどうしても伝えたい」と思うようになった私は、
彼に告白をしてお付き合いをすることとなりました。

壊れるまで

彼との交際には若干の「苦しみ」が絶えず付きまとっていました。

彼のことは大好きでしたし、側に居たい気持ちもありました。
そしてそれとは逆に
彼が怖くて、彼の顔色ばかりを伺って疲れている自分もいました。
矛盾した2つの感情を抱きつつ私は彼と一緒にいました。
彼は感情的になりやすい人でしたので、言葉に気をつけていないとどこで彼が「爆発」
するか分からなかったのです。
沸点が低い・・・なんて言い回しがありますがまさに彼は沸点が低い人でした。
それだけに恐怖心を抱いていたのでしょう。
好きだからこそ神経を削っても側にいたいという自己犠牲的な恋愛関係だったと思います。
そうして彼との関係は進んでいったのですが
彼と会う前になると、息切れをしたり動悸がしたりするような「身体的変化」
が生まれてしまったのです(汗)
その時に友達から言われました。
「自分が壊れるまで頑張る必要は無いと思う・・・好きでいる以上、酷なことを言っているのかもしれないけれど」
そう言われたとき、私は彼と別れようと思いました。
このままでは本当に自分が壊れてしまうと思ったのです。
そうして私は彼とさよならしました。
それから暫くは体調不良が続きましたが、彼を思い出にしていくとともに
私の体調も元に戻りました。

会いたい心

「面倒だなあ」
・・・と思うことも恋愛期間中にはありますよね。
私はよくそんな気持ちになっていました。
それは私の精神的な弱さのせいだとは思うのですが(汗)
少し疲れを覚えてしまうと「彼と会うのも面倒だなあ」と思う瞬間もありましたし
小さなものであれ、言い争いをしてしまうと
「会うのが嫌だなあ」と思う時だってありました。
それでも当日の朝になると、彼に会いたい気持ちで一杯になっていました。
一時的な面倒な気持ちよりも、彼と居たいという心のほうが強いんだと改めて恋愛感情を
認識することはしょっちゅうでした。
不思議な自覚の仕方かもしれませんが私の恋愛はこうして続いていったのです。

彼と会いたい。
その気持ちってとても大切ですよね。
片思いでも・両思いでもその気持ちさえあれば続けていけると思うんです・・・そこはお互いに思い合っていないと無理ですが。
そんな関係を続けてきた私ですが、
ある時、当日の朝になっても面倒くささが残っているときがあったのです。
「それでも会えば気持ちも変る」と思ったのですが、彼と会っても早く帰りたいと思ってしまいました(汗)
それが今にして思うと、別れが近づいているサインだったのでしょう。
その後、お互いに会いたい気持ちがどんどん減ってしまい、関係を終わらせることとなってしまったのです。